ドライヤーの歴史
ドライヤーの歴史
ドライヤーの歴史
電気式のヘヤードライヤの開発は1905年に発明されニクロム線と1911年に掃除機用に開発された電動機を組み合わせて実用化され、主に美容院等で使用する据え置き型のものと、主に家庭で使用する携帯用ヘアードライヤ(handheld hairdryer)が開発されました。その後、小型化の努力がなされましたが、単に技術な問題だけでなくヘヤードライヤの普及に伴感電等の事故が増加したことから、1960年代になると、米国では1961年9月に消費者協会(Consumers' Association)によって最初のテストが実施され問題点が指摘されるようになりました。ヘヤードライヤは洗髪の後に使用われることから、濡れた手でヘヤードライヤを操作すと、ヘヤードライヤの内部に水が浸入したりして感電事故が発生することから、感電防止の対策が大きな課題でした。 1970年代の初めになるとドライヤーの小型化等の技術が開発され、普及が進んだことから、ドライヤーを風呂の中に落として感電死する事故も多発するようになりました。そこで、その防止策が検討され、注意事項の表示等が勧告されました。 一方、1970年にはデザイン特許が出願され、巨大な市場での競争も激しくなり、デザインも重要視されるようになりました。
ドライヤの歴史
1897年には医療用の暖かい空気を噴出す装置が発明され特許が取得されました。
1902年には電動機でファンを駆動し電熱器で加熱された空気をを吹き付けて濡れた髪を乾かすための装置、ヘアードライヤが発明されて特許が取得されました。
1905年3月 アルバート・マーシュ(Albert Marsh)が電熱に適したニクロム線を開発しました。これによって、電熱の利用が一挙に拡大することになり、ヘアードライヤもその一部ですが、携帯用のヘアードライヤには小型軽量の電動機の開発が必要でした。さらに、濡れた手で操作することから感電の防止が必要で、解決すべき課題がありました。 据え置き型については掃除機用に開発された小型電動機(ユニバーサル)モータを組み合わせて容易に実用化され美容院等で使用されるようになりましたが、初期のヘアードライヤはニクロム線を使用した電熱器と掃除機用に開発された小型電動機を組み合わせたものがほとんどでしたので、家庭用としては重くて実用的ではありませんでした。
1919年にはbarbers electric specialty Co.からフレキシブルシャフトでファン駆動される携帯型のヘヤードライヤの特許が取得されました。主な用途は美容院で使用されるものでした。
1921年にフィッツゼラルド社(fitzgerald Mfg. Co)が開発したヘヤードライヤは家庭用と美容院用の両方で使用できるように考慮され、特に手持ち(handheld hairdryer)で自分の髪を乾かすことが出来るように小型軽量に作られました。このドライヤも、まだ女性が片手で持って自身の髪を乾かすには重過ぎました。しかし、美容院でシャンプーの後の乾燥に使用されるようになりました。
1929年にハミルトン・ビーチ社(Hamilton Reach Mfg. Co.)が特許を取得しました。 電動機と加熱器を直列に接続して電圧変動による温度の変化を少なくする工夫もされています。
1943年に一連の特許( La-Del Conveyor & Mfg. Co.2397170 191946-3-26, 2397171 191946-3-26,)で軸流ファンモータが発明され、効率的なファンモータユニットが作られました。一般にモータはいろいろな用途に使用される(汎用モータ)ように作られますが、ここで使用されているモータはファン専用に作られたモータです。このファンの外形は約1.5メートルの巨大なものでしたが、このファンを小型にしてその風下にヒータを取り付けるとドライヤですが、手持ちで使用するには、かなり小型にする必要があります。
1946年に(Stanley R. Shlelds)は携帯型ヘヤードライヤの特許を取得しました。ポータブル型のヘヤードライヤが発明され、音の静かなくまとり型誘導電動機が採用されています。この電動機にはブラシが無いことからブラシの火花音や擦れる音が無くファンの羽が風を切る音だけになり、羽の設計を工夫して騒音を少なくすることが出来ました。
1957年にVorwerk & Co. (Germany)は特許を取得しました。 家庭用の据置型ヘヤードライヤですが、手持ちも出来るように考慮されたドライヤが開発されました。
1960年に(William A.Omohundro(GE))によって携帯型ヘヤードライヤの特許が取得されました。小型で、音の静かな電動機が採用されるようになり、家庭用のヘヤードライヤが広く普及するきっかけを作りました。
1965年に小型のファンモータユニットを使用したヘヤードライヤの特許が取得されました。このヘヤードライヤは下流側に収納されたホースを、頭にかぶせるカバーが接続してしようするようになっていて、携帯に便利なヘヤードライヤになっています。以降この軸流型のヘヤードライヤが主流になっていきます。
1970年にはヘヤードライヤの普及が進み、量産品のデザインデザインが重要視されるようになり、A.G. Braun社よりデザイン特許が出願されました。
1972年日本の松下電器が米国にデザイン特許を申請し、1974年に取得、1973、76年にも申請されデザイン特許が取得されています。
1977年には手持ち型携帯用ヘヤードライヤの特許が取得され、ケースにはプラスチックが使用されるようになり、軽量化が図られ、安全性の向上や使い易さが向上しました。
1990年代になると、プラスチックや絶縁材料の改善によって軽量化と出力(ワット)の増強が図られるようになりました。
